Japanische Klassiker mit Furigana
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しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
Lesen Sie 現代日本文学館8 徳田秋声 (しゅくず) von 徳田 秋声 (とくだしゅうせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 327.364 Zeichen · 638 Bildschirme
好い芸者になるための修業とか、磨きとかいうことも、考えられないことであった。
「仙台はどうかね。家の娘があすこで芸者屋を出しているから、私の一存でもきまるんだがね。」
桂庵の娘の家では、何か問題の起こる場合に歩が悪いと、銀子は思った。
「やっぱり知らない家がいいわ。」
「それだとちょっと遠くなるんだが、頼まれている処がある。少し辺鄙だけれど、その代りのんびりしたもんだ。そこなら電報一つですぐ先方から出向いて来る。」
そこはI―町といって、仙台からまた大分先になっていた。
「どのくらいかかる?」
銀子も少し心配になり、躊躇したが、歩けないだけに、西の方よりも、人気が素朴なだけでも、やりいいような気がした。
「今日の夜立って、着くのは何でも明日のお昼だね。それにしたところで、台湾や朝鮮から見りゃ、何でもないさ、遊ぶつもりで一年ばかり往ってみちゃどうかね。いやならいつでもそう言って寄越しなさい。おじさんがまたいいところを見つけて、迎いに行ってあげるから。」
「じゃ行ってみます。」
銀子は決心した。
町は歳暮の売出しで賑わい、笹竹が空風にざわめいていたが、銀子はいつか栗栖に買ってもらった肩掛けにじみな縞縮緬の道行風の半ゴオトという扮装で、覗き加減の鼻が少し尖り気味に、頬も削けて夜業仕事に健康も優れず荊棘の行く手を前に望んで