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めいじせそうひゃくわ

明治世相百話

山本 笑月

線上閱讀山本 笑月《明治世相百話(めいじせそうひゃくわ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 128,862 字 · 251 頁

青空文庫

絵双紙屋の繁昌記

は堂々とフロックコート、長髪議員の高梨哲四郎氏と並んで、議会名物の好一対。

絵双紙屋の繁昌記

今あってもうれしかろうもの

惜しいのは絵双紙屋、江戸以来の東みやげ、極彩色の武者画や似顔絵、乃至は双六、千代紙、切組画などを店頭に掲げ、草双紙、読本類を並べて、表には地本絵双紙類と書いた行灯型の看板を置き、江戸気分を漂わした店構えが明治時代には市中到るところに見られたが、絵葉書の流行に追われて、明治の中頃からポツポツ退転。

両国の大平、人形町の具足屋、室町の秋山、横山町の辻文などその頃のおもなる版元、もっぱら役者絵に人気を集め、団菊左以下新狂言の似顔三枚続きの板下ろしが現われると店頭は人の山。一鶯斎国周を筆頭に、香蝶楼豊斎、揚洲周延、歌川国重あたり。武者絵や歴史物は例の大蘇芳年、一流の達筆は新板ごとにあっといわせ、つづいて一門の年英、年恒。風俗は月耕、年方、永洗、永興といった顔触れ。新年用の福笑い、双六、十六むさしまで店一杯にかけ並べた風景は、なんといっても東京自慢の一名物。

国周、芳年の没後そろそろ下火、今は滅法珍重される清親の風景画も当時は西洋臭いとて一向さわがれず、僅かに日清戦争の際物で気を吐いたが、その後は月耕、年方等一門が踏み止まって相当多数の作品をだした。