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めいじせそうひゃくわ

明治世相百話

山本 笑月

線上閱讀山本 笑月《明治世相百話(めいじせそうひゃくわ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 128,862 字 · 251 頁

青空文庫

わんぱく遊び列伝

明治初年の子供遊びは江戸伝来の遺風が多く、遊戯とはいえ、およそ家庭教育とはかけ離れた悪いたずら、親が見たら取っ捕まえてお灸という筋もの。その筆頭は橋の欄干渡り、丁稚小僧が先立ちであぶない芸当、全くひやひやさせる。

肩ぐるまでそば屋の行灯消しはなかなかの努力、田舎馬の後方から尻尾抜き、これはトンボをゆわえる貴重な材料、滅法高い竹馬で他人の家の塀のぞき、いとも罪なのは按摩の頭へ笊冠せ、竹竿でたたき落す夕方の蝙蝠取り、いずれ悪太郎の本性、気の毒も可哀想もあったものでなし。倦きれば町内の番太郎へ集まって、ぼったら焼きや駄菓子の箱にかじりついて、天保銭や五厘玉の散財、大きな声で「おくれっ」と飛び込む威勢のよさ。

竹のたが回しは、後に鉄の輪に進歩して大流行、どこの往来でもわが物顔に押し回ってチャリンチャリン、泥めんこや鉛のめんこも今では珍物扱い。当時はたいてい二、三十個は手につかんで往来端にしゃがんだものだ。一尺ばかりの木の枝の先をとがらし、ねっきと称えて互いに地面にぶつけ、突きさして、相手のねっきを倒せば取る、少々蛮的で相手に怪我をさせることもある危険性、結局親父に取りあげられて風呂のたきつけにされたもの。