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めいじせそうひゃくわ

明治世相百話

山本 笑月

線上閱讀山本 笑月《明治世相百話(めいじせそうひゃくわ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 128,862 字 · 251 頁

青空文庫

仮名垣門下の人々

を発行して同十四年まで、十年近く続いたのは狂歌界空前のお手柄、お蔭で盛り返した狂歌の一党、ちかごろ鶯蛙会の再興、第二の元老蟹の屋、秋の屋、花の屋の諸老が踏み止まって昔をしのぶ風流陣。

仮名垣門下の人々

変った風格の人物揃い

新文学の興らぬ明治の初年、仮名垣魯文といえば今いう文壇(?)の大御所。その盛名を慕って少しく文筆を弄ぶ輩は我も我もと門下に集まり、△垣△文の戯号を授かって大得意。二十年前後にはその数三十二、三名、「いろは連」と称して師匠張りの筆陣を張った。

この連中、実はそれぞれ本職があって当時知名の顔触れ、その筆頭は例の先代談洲楼燕枝のあら垣痴文で、駄洒落まじりのメイ文家。小手垣味文が漆喰細工の村越滄洲、鏝先で朝野名士の似顔額面数十枚を作って展覧会を催したり、東両国中村楼大広間の大天井を杉板紛いに塗り上げて評判の細工人。連中の最古参は神田の畳屋富蔵という魯文の旧知、これが藁垣苧文といったが、又の名全亭おろかという投書家。

玩具博士で知られた清水晴風が清垣平文、三世広重が歌垣和文、狂言作者の竹柴飄蔵が柴垣其文、又の名四方梅彦、同じく竹柴金作が梅垣佳文など錚々たる面々、都々一畑の霧垣夢文は活版所の主人、後に『金物新報』