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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
線上閱讀山本 笑月《明治世相百話(めいじせそうひゃくわ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 128,862 字 · 251 頁
明治狂歌の盛衰記
しかし飲めばすこぶる元気にはしゃいだ。
手蹟も本人同様すこぶる綺麗で、大きく書いても面白かろうと、あるとき白紙を持って頼みに行くと、氏は筆筒から五、六本の細筆を抜き出し「僕はこういう筆で書いているんだ、十本寄せたってそんな大きな字は書けないよ」と笑って相手にしないのでそのまま引き下がったことは前にも書いたが、その代り芝居見物にはとうとう引っ張り出した。明治二十五年七月、歌舞伎座の夏芝居で狂言は五代目菊五郎の「牡丹灯籠」の書卸し。
そのころ眉山氏なんとなく沈んでいたので、ぜひ芝居でもと誘ったが「僕近頃は芝居を見ないことにしている、どうもあと三日ぐらいはセリフや鳴物が耳に残って頭が変になる」と容易に応じなかったが、狂言を聞いてようやく納得し、腕車を列ねて木挽町へ出かけ、茶屋の菊岡から送られて土間の真中に陣取り、両人あまりの面白さに、切の「枕慈童」まで夢中で見物、その後、頭の一件を聞いてみると、なんともないというのでまず安心した。
明治狂歌の盛衰記
昔髪しのぶ天明調の復活
蜀山以来平民の気を吐いた狂歌も、今は一部の人々によって辛くも命脈を保つ有様。最近やや復興の兆もあるが、明治の中頃は元老の諸大人始め若手も加わって、相応に狂歌界も賑わった。