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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
線上閱讀山本 笑月《明治世相百話(めいじせそうひゃくわ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 128,862 字 · 251 頁
名代の団子しらべ
旧万世橋は俗に目がね橋といって東京名物の石橋、場所は今の万世橋と昌平橋の中間、講武所へ向った所で旧筋違見附の廃石利用、明治六年に出来たがすこぶる堅固で、後年とり壊しに骨が折れたという話。
鉄橋は京橋本材木町の弾正橋がたぶん最初で、明治十一年、つづいて霊岸島の高橋が十五年、これは当時相当に大したもの。ところが二十年に吾妻橋が落成してまず東京一、随って開通式がまた空前の大賑わい、花川戸から山車が出て付近一帯が祭り騒ぎ、渡り初めは酒屋の倉島の三夫婦、それが済んで一時に群衆の殺到、大混乱となって多数の怪我人、あとには橋のたもとへ下駄の山を積んだ。
その後、永代橋、厩橋と順々に鉄橋の仲間いりも、これほどの騒ぎはなかった。
名代の団子しらべ
店頭で曲つきした粟もち屋
駄菓子やカリン糖が復活して、上流子女の口に上るなど少々時代の逆行。そこで明治の甘党も心強くなり、当年の大衆向きの甘口二、三品つまんでみる。いわゆる名物にうまい物なしとあるが、当時は名代の菓子類もいろいろあり、団子の如きさえその名のとおった店が相当繁昌して、名物にもうまいものありの評判。
新大橋最初の木橋時代、西の橋詰、浜町河岸にあった八ツ橋団子は有名なもので、店の構えも大きく、粗末ながら広い座敷もあって子供連れなど大喜び。