Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.285 Zeichen · 204 Bildschirme
七月十三日
七月十四日
星で冷たいものを飲んで居ると菱田夫妻に会う。主人の「え? え?」と言葉の間に挾む調子が有江によく似て居る。
或程度の見識、処世術、精力をもって、郷に入っては郷の生活をする成功者の一人。夫人もなかなかあんかんとはして居ない人らしい。
七月十三日(木曜)晴
朝食を終ったばかりの処へ、英男来。やっと今日で試験がすんだよし。Aの旅行が定ったのでその仕度を備えに三越へ行かなければならないと思って居たので、幸、十一時頃から出かける。なかなか暑い日だ。買物をし、食事をし、かえりに丸善によって、小林さんへの祝、カフスボタンを買う。
帰ると、ひどく足の工合、わるく、鉱泉をつけると、まるでたまらなく痛い。まつは歯が痛いと云って、しおれて居る。
七月十四日(金曜)曇
「二つの時代」の第一部は、『大毎』に出そうと思ったのだが、どうもすっかりまとまる迄――少くとも一部分は――何処にも出さない方がよいと云う気になって来た。出せば何とか批評が来る。あとが不純になりはしまいかと云う心持がして来たのである。『大毎』と思ったのも一つは、始めにわいわいされない為と云う下心もあったのだが。