Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.285 Zeichen · 204 Bildschirme
三月三十日
三月三十一日
四月一日
何故?
今日国男、美術学校を受ける。入れただろう。ぜひ入らせたい。入れなければ、友達が除隊にさえなるのに面目ないから日本には居ないと云って居る。
三月三十日(木曜)晴
きみの母が不快、手伝って呉れと云って来る。妊娠して居ると云うから気の毒に思いやることにする。なかなかひとをたのんで居たのでは仕様がない。それに自分の仕事はまとまった。先ず気分がなければ出来ない。恐ろしくなる。とにかくAの父のかえるまでは我まんして何も云わずに置こうと云う心持。此那ことではまるで、家のことをしに結婚したようなものだ。
三月三十一日(金曜)雨
A、父をつれ、もとの家の方へ行く。
四月一日(土曜)晴
第二会場を見に行く。雑ぱくさはよき趣味の欠乏に於て明に現代を示して居る。三宅坂、赤坂見つけの桜美しい。うちの六畳から隣りの八重桜の梢ばかりを見てまだまだ花は咲くまいと思って居たら、もう外では満開である。かえると水津さんが待って居られる。林町から来いとある。いろいろ話をしてから夕飯迄行く。つまり今度Aの父をつれて行くのに先のことに何の区切りもつけてないのにあまりずるずるべったりである、押しつけがましいと母が云われる。