Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.285 Zeichen · 204 Bildschirme

Aozora Bunko

七月三十日

七月三十一日

石本さんも熱中し、始めてだのにあちこち、講演会に勧誘に行くと云う。斯う云う仕事をすると、人の心がわかり、実に感に打たれる。

夜十時頃まで大同に居て仕事をする。

Aが、奈良から、鹿のエハがきを送ってよこし、それはよいが、此那平和なものなら、足も痛くならないだろうと云って来る。何ということか!

Aが居ないので安心して心持よく仕事が出来るにはうれしく、又淋しい。

七月三十日(日曜)あつし。

午前十一時頃より関先生の宿に行く。河崎氏も来る。夕方まで種々話す。矢張り、四五年共にあった先生は、同じ今日も先生である。性格的にちっとも違って居ない。

夜、封筒かき。実に一つの大きな事をまとめるには隠れた力の献身が大切だ。あとのしめくくり、大体の節を立てるもの。皆が一寸手をかけ、大体楽をしようとしてはちっとも何もまとまるものではない。

父、カーターの魔術に祖母をつれて行かれる。会田さんは青山まで、結婚のことをききに行く。いつまでもああやって落付く先をさがして居る憐れな人。

七月三十一日(月曜)

一日ロシアの仕事をする。

八月一日(火曜)

西村さんが上京したと云う手紙がつき、早速、宿屋へ電話をかける。