Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.285 Zeichen · 204 Bildschirme
十一月二十九日
自分としては只かるくきき流して置くほかないと思う。刺激しない為。
十一月二十九日(水曜)晴
夜妙な夢を見、あげくに、妙な男が来たりしたので、すっかり駄目。
この間うち自分が珈琲をのみすぎきっと神経をどうかしたと知り、今日はのまず。きっと二三日したらよいだろう。迂かつなことをしたものなり。恥し。随筆六七枚を書く。
夕食のとき林町から電話。正直さんの夫婦が来るから来ないかとのこと。幸だと行く。感じの悪い、一目でおやと思う程度、正直と云う名にふさわしい素朴なところで新らしい妻に対して居る彼は見て美し。母、祖母、かえるとすぐ、ずけずけと評す。いやなり。あんなにして連れて歩いたりするものではないと思う。見る方も今が云いどきだと云うようなの、つくづくいやしい。かえり国男さんオートバイで送って呉れる。
留守に女が来たよし。世話をして居る女同行で来たとか。Aが何だか要領を得ないことを云ったらしく、明日又来ると云ったそうだから来たら会い話さなければなるまい。家政婦などと云う触込みで来たのではつまり女中と同じことをして、給金だけは多いと云うことになるのではないか。つまらないことではないかと云う気もする。