Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.285 Zeichen · 204 Bildschirme

Aozora Bunko

五月十七日

五月十八日

芸術家的社会改造家とでも云う一面が、哲学、倫理学のぞうけいとともに彼にはあったのではないか。

自分は、より多く芸術的傾向を持って居る。しかし著しい共通があるらしい。

五月十七日(水曜)

行かなければならない処がたまり、不愉快なり、出あるくのは、たまにはよいが、全くいや。そのために頭は落付かず、たまらなく悲しい。

六月一杯にはどうしても「渋谷」をすませる。

自分が芸術的に一つ飛ばなければならない処に来て居ることを感じる。もう一歩大きいスフェアに出ること。

夜林町に行く。

ダンテ「ディビナ・コメディア」斯う云うものを楽しんでよめるには、或年が必要であると思う。先一寸名をきいても、自分には些の愛も起らなかった。よみ始め、心が素朴な、真心にかえって行くような心持がする。

五月十八日(木曜)晴 午後五時Y・W・C・A

アメリカの都会で見たよりずっと支那の女学生は愉快で、快活に見えた。が、反動によって、彼女等が、女権と云うことにいかほど刺衝されて居るか。

又、仲間の一人が、左様なことについて話すのを、教師が通訳する其場合、一寸不明な点にまごつくと、生徒が皆心を合わせ、適当な言葉を見つけ、訳させようと熱中する。