Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.285 Zeichen · 204 Bildschirme
六月十九日
種々な仕事も功名心が多分にあり、人に対して、固陋なところがあった人だ。あの顔を見る毎に、自分は、何故もっと、偉大な直覚がしみて来ないかと思い思いした理由が、明かになったような気がする。此で二つの時代の、主要な人物に対するべき私の態度も異って来なければならない。そして、一層むずかしくなる。何故なら、偉大なものは、一面、単純であるが、あの程度の偉さの人は、雑で、入りこみ、純でない。故に、ホールビーイングを丸く浮上らせるには、苦心を要する。
六月十九日(月曜)晴
起ると、体がだるく仕方なし。とにかく出かけはしたがどうしても図書館へ真すぐ行く気になれず林町へ行く。泊翁全集や母上の歌稿やらをかり、午後行って、目録の中から入用と思う本をさがす。実にカードシステムがわるく、徒に多くの時間を費す。英語の方は、本も少いせいか、まだよいが、日本のイロハのしまいまで順に思い出すのさえ大変なのに、それが二通り、三通りあり、各々内容の量を異にして居る。どうしてもっとデパートメントをちゃんとわけて、文学、美術、医、化、天文等にし、中を又小わけにしないのだろうと思う。そうすれば、ずっとはっきりする。