Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.285 Zeichen · 204 Bildschirme
七月七日
七月八日
七月七日(金曜)晴 風強
鼻っぱしの強いのと、精神の強いのとは違う。ほんとうの精神の大きさ、つよさ、明るさで、人間は発育して行く、人生をかえることも出来る。けれども、只鼻っぱしの強いだけでは、その鼻が折れたとき、一層強く深く現状にはまり込む。
真個に自由な、独立な人間としての生活に入るように、自分は静に、完全に準備しよう。深いこと一つ。――相手とのいちゃつきがすむと、それがないと、現在に、心的な不満、最善でない、と云う反省が湧く。――相手は只、セックスの相手として丈、執着するのではないか、多くの人間が、こびりつくもち。
勉強をして評論でも書けるようにしよう。
七月八日(土曜)不定
北町の大掃除の日。午前中にすます。
深く生活のことを考える。自分が只一人の女として丈生きて行って満足なら、或は、最小限で、彼に満足して居られるかもしれない。けれども、又、静かな、思想を湧きたたせるもののない境遇に入るのもいやだ。自分で、自分の食って行く位とれないものか。
今度、生活を改めることがあれば、自分は決して感激だけではしない。Aに対して見、自分は、実際の生活が、如何に、只管の感激ばかりでは行かないか、はっきり判った。