Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.285 Zeichen · 204 Bildschirme

Aozora Bunko

六月二十五日

十二時過まで居、林町へより、図書館のことをたのみ、かえる。国男さんがデコレーションのことにつき書くのに、自分で勉強して居られないから、私に内容をまとめて呉れと云う。自分も面白いから、一日だけ、そのためにさくことにしたが、あの人としては、それ丈、自分の知識で損をするわけだ。

二葉亭四迷の訳をよみ、動かされることが多い。只、どうして芸術家として立つことに丈にきめられなかったか、

サアカムスタンスに対する反抗であったとほか思えない。反抗で、文学者と云われるのをきらった程、一面から云うと、芸術家的テムペラメントが純一でなかったのではないか。

六月二十五日(日曜)曇 晴

A、一日、自分の研究をして居る。見てもうれしく、自分は、云い難い悦びを感じた。内容は何かわからない。

種々なことで、自分が、女仲間からは箇性と云うものを持って、自由になって居るが、男に対しては、一体、可愛い女――つまりよく思われたい欲を持って居るのに気がついた。

此は、今まで、気づきつつ知らなかった、と云うのが適当だろう。

そう云うことが一般にあるのは知って居、わかって居る。が、自分が事実どの位までそうだか考え、反省しては見ない。