Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.285 Zeichen · 204 Bildschirme
七月十七日
実に自分は決定すべき必要を感じる。
三、然し、境遇を操つることによって、自分は決して今より楽な場所を得ようとはしない。只、明らかな意識をもって、よいと信ずること丈は出来る自由を持ちたいのだ。いつも、人間の愚さ、卑少だけを思い知って居る生活だけではなく。
人間が、情実にからまると思い切ったことは出来ないで困る。毎日顔を合わせては互に弱くなる人間の通性。
凡人万歳の世の中なり。
男女の間のことが、純正に行かないのは、男女の間のみに在る不思議な牽引、どんな男とでも女の生きられる獣性とでも云うか――が決断を鈍らせ、申訳をさせようとして二義的なものは、頂上にあげようとする。
人として尊敬や希望を失い、此本能だけでつながって居るのは醜の醜、又可憐なる人間の極かもしれない。
七月十七日(月曜)晴
夕方から林町で佐藤功一氏も一緒に話し、話し時を忘れて家にかえったのは、もう二時頃であった。
Aが、いろいろな場所で楽しめず、活々と話にも入れないのは、それ丈の内容であると云うことをつくづく知った。話すたねがない。故につまらない、故にけなす。
七月十八日(火曜)晴
まつを林町にやる。