Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.285 Zeichen · 204 Bildschirme
十二月十五日
Aが、しきりにあれでは駄目と云い、昨夜もちゃんと家のことをひとりで出来る人をさがそうと云うことを話したが、今朝『時事』の広告を見、適当なところと思われるのがあったので、話し行かせて見る。てるは突然でやや驚いたらしく、私も気の毒に思う。しかし置けないものを我慢していつまで置いても仕方がないから。夕方帰って来て話すのを見ると、鏡花氏の家であった。あの女には、夫人も炊事を助けられると云うから適当なところと思う。夕、あちこちへ女を求める葉書を書く。
学習院の書記の尾崎氏とか来、いろいろ学校の話をする。
弁当に小使をつかって作る話、彼は多忙で人が足らないから反対するのだそうだが上官の命令で、自分が菜作りをやらなければならない、おまけに食費は払うと云うようなこと。
書記などと云うと、教授連は、まるで下に見て居て対等にあつかわないのだそうだ。A頻りに自分の彼等から受けるポピュラリティーについて云う。いやなことなり。あんな馬鹿なところに居ると、普通のことを偉いこと、珍しいこと、すぐれたことのように思うようになるからたまらない。ずんずん低下する(人間としてのレベルが)ばかりではないか。