Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.285 Zeichen · 204 Bildschirme

Aozora Bunko

十二月十六日

十二月十七日

十二月十六日(土曜)晴

昨夜A少々発熱。今日は大事をとり声まで小さいのを出して居る。

てる、泉さんのところはどうしてもいやと云う。ことわりに行く。此から行くところもないのに戻すのは実際きのどくでしかたがないが、代りの女と顔を合わせも不愉快だろうし、やはり、今日本郷に戻すよりほかなかろう。日常の生活と云うものは此那にいろいろつまらない、而して全神経を使うことばかりに満ちて居るのかと思う。いやなり、いやなり、穴の中にでもいいから入ったきりで仕事がしたい。仕事が出来ないとなおなおしたいものなるや。

てる、気の毒ながら午後から本郷にかえす。不自由だろうと思い金二円ばかり余計にやる。

林町からとり来。

種々なことで気をつけないと自分の頭は、ごたごたになる。

十二月十七日(日曜)晴

A、変なし。

派出婦人会から二三人女が来たがどうもすれて居て、妙にあつかましくて、いやなものなり。どうしても種々な家庭をまわって歩いて相当な金はとるので、ああなのだろう。

健康で生活力に漲って居る妻と、病夫との生活について思う。一生続くとしたら悲惨なものなり。海の音、そして鎌倉辺を背景とし書いて見たく思う。