Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.285 Zeichen · 204 Bildschirme
一月二十六日
一月二十七日
“Flaubert came as near to genius as a man can come by the taking of pains”と云う文字を見、自分は暗然とした。
一月二十六日(木曜)晴
○午後から会田さんが来る。林町の方に用があるので、綿入れをして居られないと云う。
いろいろのことを話し、母上が、国男が結婚するような意志のないと云うことを非常によいことのように思って居られると云うことをきく。あれのように、自分の肉体についてデイフェクトを感じて居る者が、そう云うのを、純だとか、崇高だとか云って喜ぶと云うのは、随分変体な、彼にとっては悲しむべきことであると思う。
会田さんを、母はちっとも価値を認めて居られないが、彼女には又母上より人間らしい平凡でも、他人の害にならない処がある。いろいろのことを考え、自分が彼の傍にいつか立ってやらなければならないことのあるのを思う。
一月二十七日(金曜)晴
朝飯がすんで掃除をし乍ら、英男が来年英国へ行き国男が二三年後にはドイツへ行くと云うのをきいていろいろに考える。母上は、単純に、日本で中学高等学校と苦しめるのは、無意味だし、青年の煩悶を自分で見て居られないから英男はやり、国男は、独立生活を営む力を得るためと云うから、と考えて居られるが、此が一生のうちに、どんな