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Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.285 Zeichen · 204 Bildschirme

Aozora Bunko

自分が、彼にわずらわされないほど大きくなければならないことは分って居る。けれどもなかなか出来難い、顧みて、彼を性格的に変えさせられると思った自分の信念に、涙の出るいとしさと、寂しく笑わずには居られない自惚の若々しさを思う。

別々になるか、彼を超えるか。

自分には、愛されずには居られない心がある。これが、彼のような人にあっては弱味となって働く。交際、節度、夫妻の間でこれが行われる程度にしたがって、男なり女なりの人間としての心の端正さが現れる。

結婚するまで、人は、あらゆる人間の可能がそれによって門戸をひらかれると思う。空想する。ところが二人の人間があったのだからうまくゆかないことは多い。これから、徐々に運命と、真個の人類の慧智との問題、その必要を信仰が芽ぐみ始める。

○どうしても家事の末梢神経的なことは自分を苦しめる。

○いくらでもよき人を雇えるならとにかく、我々中以下の生活では、主婦と云う地位が、実にわずらわしい。同じ家庭生活を営むにも男と女とはその仕事の分布に於て何と云う異いがあることか。

自分は、自分の運命に向った態度を始めて反省する。只経験のない男と女、愛するものと二人きりの生活をあこがれたのではないか。