Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.285 Zeichen · 204 Bildschirme

Aozora Bunko

三月十八日

三月十九日

その点で、実にたより強く思われ、自分が安心して、或程度まではリードされる。よい先輩。古典の頭は、実に遠い。オキュターブ・レネ Ren※(アキュートアクセント付きE小文字) のイラストレートしたディバァイン・コメディー大いによく、よんでみる気を起させた。

三月十八日(土曜)晴

類を以て集る、と云う言葉。

恋愛結婚が、人間の未完成のとき行われ、一方が、相手と同量の進歩をし得ないとき、苦痛が起る。自分が、男にのろいことの如何程だかを、深く知った。

縫ものをする。

夕方から、サッカレーの「バニティー・フェア」。ゲーテの伝を注意してよみ、フレンチ・レボリューションをよみ返したら、少くともあの年代のヨーロッパの相互的関係、思想的進展をよほどはっきり分るようになった。

生理的に生きて行くことはいかにたやすく、真実に生活することは、何と云うむずかしいことか。

自分などは、只、生きて行くには何の苦痛もない。ひとの或種類、又Aは、自分の苦痛や何かは我ままだと思うだろう。

三月十九日(日曜)晴

日向はあたたかで、のぼせるようだ。

生活について、深い懐疑が抱かれる。原因の一つは、いろいろの用事――家政的――で、ほんとうに心が落付けないことにもよろう。