Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.285 Zeichen · 204 Bildschirme

Aozora Bunko

五月一日

それだのに私は、Aはそう思わない、ああ思わないと、自分で思って、する丈思い切ってしないと云うことなのである。其点はつまり、自分が、一種あさましいひがみを持って居たことになる。すっかりAの善意を信じ切れず、親にするように信じて勝手に振まわず、それを、Aの狭小さにのみきせて居たと云うことである。自分を知るものがあまりAに支配されすぎるのは為にならないと云う、その外面の表われも、一方は、私の心持で、強調して見えたようなことはなかったろうか。自分のだらしなさで、Aにひどい嫉妬心でもありそうに思わせたことはないか。

五月一日(月曜)晴 程よい。

ジムバリストをきく。すてきなり、カルメンファンタジア等。実際イマージネーションが湧く。あの音のデリケートなつかいかた、一体に、地味で、真面目で、ケレンがなく、弾き方も自然で人格的にエルマン以上だと云う評がある。もっと度々音楽をききよい耳を作りたい。建築の真髄が少し自分にわかって来たように、音楽ももう一歩進みたい。

巖本さんからの手紙、何とも云われない、女らしい、あの人の肉体そのままのしなやかな、サムプルな、もの。良人を、自分を愛して呉れるアポローと思って居、「ありがたいことに中野そっくりの」