Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.285 Zeichen · 204 Bildschirme
一月十二日
の方を書くことにする。
いろいろなおし乍ら、教訓を得る。いつも締きりがせまって書いたり、書いてすぐ送ったりするので、どうしてもそれで完全と云うものはない。どうしてもあとから字を加え、それも、その時にしろゆっくり、時間をかまわず書いたら其那ことはなかったろうと思われるものばかりである。いろいろ考える。段々自分も真の芸術に近づいて行けそうに思われる。あまりせっぱつまった約束は少くとも小説では決してしないこと。
ゆっくり一字ずつ心をこめて書きもう二度となおせないことを期すること。てあたりばったりではいけぬ、いけぬ。
「午市」の書きだし。
A、おへその下の辺が痛むと云って、いやな顔をして居る。どうしたのか、若しコントロールのためにそうなったとすれば、自分にも大半の責任がある。塩湯をわかし三度も入る。もし明日も工合がわるかったら、慶応で見て貰うようにと思う。
一月十二日(木曜)晴
今日もあたたかである。朝どうしたのか、あんなに起きようと思って居たのに、体が上らず、とうとうおそくまでねてしまった。
可笑しい夢、西瓜とココア
「午市」。昨夜、よさのさんの訳された源氏を少々よみ、新たな興をおぼえる。