Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.285 Zeichen · 204 Bildschirme
五月六日
五月七日
五月八日
現世的。精力をつかい切る丈の仕事をしないのか
五月六日(土曜)曇
五月七日(日曜)雨
朝はおそい。
Aは、例によって、庭掃除。二人で庭の草をむしる。又、裏の小さい盆栽の手入れをしたり、おもとの葉をそろえて糸で、乱れないように結いたり。
夜、白鳥庫吉氏が、フランスに行かれるのに托す、ブックリストを、二人でチェックする。
Aが一日家に居ると、ゆっくりものもよめず。
五月八日(月曜)曇
仕事のしたい気分になって居るのに出かけなければならないので少しいやな気がした。タイプライター重くて困る。
父母の銀婚式の集りの相談。国男さんが父上とうまく折合わないと云うこと、その他、祖母に縫物をたのんだ処が、年よって、頭がにぶく、幾度云っても、身たけ、衿、肩あて等が分らない。母は、親切に云わず、皮肉な嘲弄的な口調で
「まあ、驚いた。今申上げたじゃあありませんか」
等と云い、手をつけない。不快。鋏をとり、自分が切る処はきって、まごつかないようにしてあげる。ああ云うことをされるのはいくら老人でも胸に来るだろう。可哀そうに。昔からの怨みとでも云うものが、彼女(母)の胸では、まだ消えて居ない。