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Japanische Klassiker mit Furigana

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さんごくし

三国志(七)

吉川 英治

Lesen Sie 三国志(七) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 371.916 Zeichen · 744 Bildschirme

Aozora Bunko

※(「形のへん+おおざと」、第3水準1-92-63)貞はまずよかったと心を安んじた。そして近く魏へ帰国する日となると、呉王は江南の善を尽し美を尽した別宴をひらき、席上、おびただしい土産ものを山と積んで、

「どうかお持ち帰りください」と、披露した。

大魏の宮中にいて豪華に馴れている※(「形のへん+おおざと」、第3水準1-92-63)貞も、その土産物の莫大なのに思わず目をまろくしたほどだった。

珠玉、金銀、織物、陶器、犀角、玳瑁、翡翠、珊瑚、孔雀、闘鴨、鳴鶏、世の七宝百珍にあらざる物はない。そしてそれは金鞍の白馬百頭の背に美しく積まれて、江岸の客船まで送りとどけられた。

あとで宿老の張昭はつぶやく如く呉王を難詰った。

「魏帝はきっと思い上がりましょうよ。いくら何でも、あのような礼物は余りに過大です。媚態すぎました」

孫権は軽く笑った。

「いやいや、慾には飽くことを知らないのが人間だ。先に取ってはさほど過大とは思わないだろう。要するに、彼とは利を以て結ぶしかない。だが後には、あんな礼物はみな石瓦に過ぎんさ」

「なるほど」

張昭は急に顔を解いてうれしそうにうなずいた。