Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.285 Zeichen · 204 Bildschirme
七月二十三日
七月二十四日
七月二十五日
「わざわざ来たの?」と云われ、自分は云うに言葉が見つからなかった。私が行かなければ、そのまま立つつもりだったのだろうか。
七月二十三日(日曜)
午後一時の急行で、母上、スエ子、英男、安積に行くと云い大さわぎ。父上と二人で大きな行李などを下手にからげた。あとはさっぱり、父上、夕飯に来られ、つめたい水があったと云っては、おっかさんが居たらよろこぶだろうと云われ、優しさに羨しい心持がした。
「ジャン・クリストフ」をよむ。
七月二十四日(月曜)
順天堂行き。国男さん、明日オートバイで鎌倉に行くと云い、なおさせたのを試運転に父上を送る。午頃かえり、工合わるいと大きにこぼす。
自分は、Aとの生活、感情に漠然とした曖昧さを持つとともに此家の、雑多な、思想のない生活にもあきたらない。心の遣場のない不安。
早く足がなおればよい。
七月二十五日(火曜)
九時近くに坪内先生が来て下さる。種々話し、やっぱり自分の思うように、当分別々に居、私はもっと世の中へ出て行くことを必要と認めて下さる。
もっと苦しむこと、もっと他を見ること、打たれること。自分は先ず手始めにあの girls でも、小説を書く傍ら、或はそれ前に訳して見よう。