Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.285 Zeichen · 204 Bildschirme
一月十八日
一月十九日
ゴーキーの“chums”をよみ、河村明子のことを思う。書きたい。
引越しのしたくに夜具風呂敷を買う。
ものを読み緊張して居ると、自分と云うものが人生にあるサーカムスタンスが分って来る。そうでないと、自分だけの感情、自分だけの意識で、幸、不幸、苦痛などを判断する。
一月十八日(水曜)雪
○はっきりしない空が十一時頃から雪になって来た。午後から朱葉会を見に行こうと云って居るのに、困った天気だ。
下の子供が
雪やこんこんあられやこんこん
降っても降っても又積る、
と云って居るのが聞える。昨夜からゴーキーの my childhood をよみ始む。
昨日の大隈さんの葬式場日比谷で、佐藤功一氏が喀血して人事不省に陥った。四十二、何とかしてなおしてあげたい。「歎異鈔」のことや何かで自分には心の近い人だ。
午後朱葉会を見る。トーンがよわし。高間惣七氏の妹は兄さんかぶれでぬたくったのか、小寺氏が色彩は多く、光りのない浅いのが気の毒。とにかくロシアの婦人は、低級でも自分の趣を出して居る。まだまだと云う感深し。
夜、大関柊郎氏来訪、いろいろ芝居や何かのことを話す。
一月十九日(木曜)晴