Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.285 Zeichen · 204 Bildschirme
十一月二十六日
『改造』があれほど新進の雑誌で居ながら依然として社長はデスポティックであること、只売らんかなのみであるをきき驚く。妙な、淋しい心持に打れた。自分の作品などをたのむ気もしないようなり。自分でどんどん出せる金が欲し。
賀川さんが金を得てから貧民とはなれ、生れようとするものに貧民窟生活をさせたくない心持で居られるときく、深く考えることあり。むずかしい、ああ云うソシアル・リフォーマーの戦わなければならない或危期であろう。自分諸共に仕事からはなれるか、又子供だけはなすか、幼年時代はそう行くまい却って悪い影響の明かである丈苦しいと思う。母の心からいつか書いて見たし。よくよく書いて見たし。
夜、カフェーをとりに吉田さんのところへ行く。ピーター専横でいや。今日から自分の読書に必ずノートをとることにする。大きな仕事はこの位コンスタントな注意が必要と云うAの言葉は真個。
十一月二十六日(日曜)雨
朝七時半起床。昨夜一時すぎなのにめずらし。
スーラーブの話、筋、シーンをまとめやっと、或程度まで明かになった。
水津氏来。歓迎する。が、Aのいそがしいのを知って居るので、困る心持がした。