Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.285 Zeichen · 204 Bildschirme
一月二十八日
重大なこととなるか、その点は強調して考えて居られないようだ。自分が彼方に居たからこそ結婚出来たように、彼等もそれぞれ感じ、自分達の生活をしようと云うのではないか、母上は、国男や英男が、仮令独逸人、英国人の女性を妻にして来ても、不平は云われないことを考えられなければならないのではないのか。あちらには学校ばかりがあるのではなく、独りに向って開かれたあらゆる生活があるのだ。それを深く考えなければならない。英男などを見ると、自分は何とも云えない心地に打たれる。どうぞよい姉でありたく、あらせるだけ親密であって欲しい。
「火のついた踵」、次第に明らかになる。
一月二十八日(土曜)
my childhood をよみ終る。子供が自分の与えられた圏境に従って、とにかく生きて行くように手段や感情を増大して行くと云うことが、恐ろしいほどはっきり判る。子供は、特にああ云う不運のうちに生れた子供は、大人と子供と云う差こそあれ、我々の考えて居るように決して保護されるのがためになるばかりでない一箇の人間として独立して居る。それを考えると、自分などが子供に対して抱いて居る心持はつまり女性の弱々しい心配であって、父母の性格、教育、そんなものが重大であるよりもっと強い力で生きて行くべきものは育って行くのを認めないのではいけないのだろうか。