Japanische Klassiker mit Furigana
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こどうひゃくわ
胡堂百話
野村 胡堂
Lesen Sie 胡堂百話 (こどうひゃくわ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 124.386 Zeichen · 248 Bildschirme
よしッ。やっちまえ……となったのである。
年があけて三学期になった。鷹匠小路の私の下宿に二十人ほどが集まった。五年生は卒業前だから、これは渦中に入れたくない。私たち四年生と、三年生の一部とが主力になる。基本方針は三カ条だ。第一、小姑先生二十人ほどは全部引退してもらう。第二、県当局、父兄、新聞社など、強力に陳情し、説得するが、決して暴力には訴えない。第三、試験は絶対に受ける。試験をごまかすためと思われては恥である。
ここで、再び啄木に触れるが、多くの石川啄木伝が、彼をストライキの号令者のように書いているのは間違いである。主力となった四年生が、三年生の啄木に、引きずられるということはない。ただし、三年生の委員として、クラスでは最も働いた。
さて、一足とびに結論をいうと、生徒側の一方的な大勝利であった。もっとも、生徒の中にも、幾人かはストライキ反対派があって、その代表格の田子一民君と、私は大論戦をやった記憶があるが、つるし上げも、暴力事件も行われず、当局として、処罰の理由も口実もなかったのであろう。全員が無傷で進級し、そして先生側はというと、ほとんど全部が退職か転任になり、あとには若い近代的なのが、主に東京から補充された。