Japanische Klassiker mit Furigana
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こどうひゃくわ
胡堂百話
野村 胡堂
Lesen Sie 胡堂百話 (こどうひゃくわ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 124.386 Zeichen · 248 Bildschirme
「胡堂」と「あらえびす」
織田信長の家臣で、美濃の金山の城主、森武蔵守長一というのがある。本能寺で戦死した森蘭丸の兄で、鬼武蔵と呼ばれたが、これは、ナガカズと読ませたらしい。
だが、野村オサカズの方は、何時の間にやら、チョウイチになった。今では誰も、一議に及ばず、そう読むし、私自身も、ふりかなをつけるような場合は、チョウイチと書くことにしている。
「胡堂」と「あらえびす」
胡堂を名乗りはじめた頃である。どこからか電話が、かかって来た。
今では、少年さんというそうだが、当時の編集局では、給仕のことをコドモと呼んだ。
ひどいのになると、
「オーイ。コドモ老!」
などといった。つまり、小僧あつかいを、されていたのだ。
ちょうど、私の前の電話が、ジリジリ……となりはじめたとき、そこにいたコドモ君が、受話器をとったのはいいが、
「ナニ? 野村コゾウ? そんなコゾウは、うちにはいませんよ」
ガチャリと、切ってしまったことがある。
その後、大分たってからのことであるが、野村胡堂と野村長一と、所得税の徴税令書が全く同じものが二つ来たことがある。さっそく出かけて行って、片方は取り消してもらったことは、いうまでもない。