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Japanische Klassiker mit Furigana

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こどうひゃくわ

胡堂百話

野村 胡堂

Lesen Sie 胡堂百話 (こどうひゃくわ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 124.386 Zeichen · 248 Bildschirme

Aozora Bunko

小説家になる法

これほど完全な勝利は例がないだろう。

ところがである。この事件を境として、人材の輩出が、ぴたりととまってしまったのである。郷古、金田一、田子、及川、板垣、弓館など、盛岡中学の最も豊作といわれたのが、それからあとは、ぴったりである。古い先生たちは気骨があった。新しく来た人たちは、教育技術だけあって、何か一本、背骨が足りなかった、と批評する人もある。

私が生涯にやったことで、盛岡中学のストライキだけは、唯一つの失敗だったのではないかと思っている。

小説家になる法

世の中に、迷信も数々あるが、

「小説は誰にでも書けるものだ」

と思うのは、最も重大な迷信の一つだ。小説は決して、誰にでも書けるものでない。

私は俳句を十年やった。中学の三年から始めて、高等学校では、俳句会の幹事までやったが、八十に手のとどきそうな今日、まるきり作れないといってよい。十七文字の短詩形がおそろしくて手が出ないのだ。

和歌の方は、もっと前から、おそろしさを感じたように思う。石川啄木などと親しくしていながら、ついに、手を下す勇気がなかったのである。それでは、小説は、どうだというのか。

またしても、古い話になるが、私の本棚に「文学者となる法」