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Japanische Klassiker mit Furigana

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こどうひゃくわ

胡堂百話

野村 胡堂

Lesen Sie 胡堂百話 (こどうひゃくわ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 124.386 Zeichen · 248 Bildschirme

Aozora Bunko

小説を書く心境

でなければならないが、読みよいために、最初から「えびす」とした。現在では「ゑ」だの「ゐ」だのというのは、事実上、消滅してしまったが、私は何も、そういう時代を予想して、先見の明をほこるつもりはない。

ほんの一時期だけR・A・B・Cと署名したことがある。これをアラエビスと読ませようとのコンタンだが、いかにもキザなので、じきによした。エビシがエビスになるところは、東北的かも知れないが、横文字と安倍の貞任では、どうにも、調和がとれそうにない。

もう一つ長沢無人というのを、雑文の時だけ使ったことがある。私の生家は小字を長沢尻といい、無人は、傍若無人の無人だ。今は亡き友人の一人が、そのいきさつを知っていて、「長沢尻の親分」と書いたハガキをくれ、私を、閉口させたことがある。

どうも名前は、こりすぎては、よくない。平次。お静。八五郎。平明で、そして、分りやすいのに限る。

小説を書く心境

小説は、何が書かせるか?

煙草だという人もあるだろう。

酒が書かせる人もあるに違いない。

私の場合はレコードが書かしてくれる。明るい陽ざしの下で、レコードをかきならしながら、時には鼻うたをうたって書いてきた。