Japanische Klassiker mit Furigana
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こどうひゃくわ
胡堂百話
野村 胡堂
Lesen Sie 胡堂百話 (こどうひゃくわ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 124.386 Zeichen · 248 Bildschirme
一高の俳句会
相当の大籠に、真珠色に光って、山盛りになっていたことだけを覚えている。
卵は、うまかったが、走るのは、一ぺんでこりた。長浜先輩が何といおうと、再びランニングシャツは着なかった。結局卵の暴れ食いだけが、食いにげみたいなことになって、今でも何か申訳なく思っている。
池の端といえば、蓮玉庵のモリを、八枚平げるのは、大した記録でなかった。江知勝の牛肉なら五人前。どこかの上品な牛肉屋をご馳走されて、十一人前の大記録を作った覚えがある。たしか、赤坂の三河屋ではなかったかと思う。
大正の末まで残っていた本郷の淀見軒は、内容豊富が一高生の人気の的だった。パラダイスは、給仕が女の子だからと、頑固党は寄りつかず、梅月の栗まんじゅうは三十幾つがレコードだった。それから、あの、根津権現のシイタケ飯。そうだ、あのシイタケ飯について、少しく語らなければなるまい。
一高の俳句会
焼けた根津権現は、立派に再建されたそうだが、あのシイタケ飯を売る店が、今もあるかどうか知らない。天井の低い、すすぼけた感じの茶店だったが、一高の俳句会は、いつもそこで開かれた。
小泉百午のあとを受けて私が幹事になったのは正岡子規が死んで二、三年目だった。