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Japanische Klassiker mit Furigana

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さんごくし

三国志(七)

吉川 英治

Lesen Sie 三国志(七) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 371.916 Zeichen · 744 Bildschirme

Aozora Bunko

後に有名な前出師の表は実にこのときに成ったものである。

彼は今や北伐の断行を固く決意したもののようである。一句一章、心血をそそいで書いた。華文彩句を苦吟するのではなく、いわゆる満腔の忠誠と国家百年の経策を述べんとするのであった。

文中にはまず帝として後主の行うべき王徳を説き、あわせて天下の今日を論じ、蜀の現状を述べ、忠良の臣下を名ざして、敢て信任を加えらるべきを勧め惹いて、先帝玄徳と自分との宿縁、また情誼とを顧みて、筆ここにいたるや、紙墨のうえに、忠涙の痕、滂沱たるものが見られる。

表は長文であった。

臣亮もうす。

先帝、創業いまだ半ばならずして、中道に崩せり。今天下三分し益州は疲弊す。これ誠に危急存亡の秋なり。しかれども侍衛の臣、内に懈らず、忠志の士、身を外に忘るるものは、けだし先帝の殊遇を負うて、これを陛下に報いんと欲するなり。誠に宜しく聖聴を開張し、以て先帝の遺徳をあきらかにし、志士の気を恢弘すべし、宜しくみだりに自ら菲薄し、喩をひき義をうしない、以て忠諫の道を塞ぐべからず――

冒頭まず忠肝をしぼって幼帝にこう訓えているのであった。

三

さらに筆をすすめては、