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Japanische Klassiker mit Furigana

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こどうひゃくわ

胡堂百話

野村 胡堂

Lesen Sie 胡堂百話 (こどうひゃくわ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 124.386 Zeichen · 248 Bildschirme

Aozora Bunko

次ぎは、少々、きたないが、便所で考えていて問題がとけて、便所のまどから首を出し、

「オーイ。問題がとけたんだ。あけて、くれッ」

と怒鳴った話。

当時、日本にいくらもなかった最新流行の自転車を買い入れ、意気揚々と大学へ通ったのはいいが、ベルも、ブザーもつけていない。途中で巡査につかまって、

「なに? 警報器? そんなものは、いらないよ。人間には、口という便利なものがある。ほら、チリン、チリン、チリン……」

大声で怒鳴って行っちまったという話。

私は田中館先生から、精神力の集中ということを学んだ。数学を解くためには、裸であることなど考えないのだ。才能というものは、集中力の別名であることを教えられたのである。

これに対して、新渡戸先生は、物わかりのよいことは無類であった。田中館先生が大学でも持てあましたほどのガンコであったのに反して、よい意味の良識の見本であった。

南部藩の家老の家に生れ、少年の頃から、秀才の名をほしいままにした。留学中に結婚し、当時は珍しい外人の奥さんを連れて帰ってくるというので、どんな女性かと待っていたら、すごく美人なので、郷党はキモをつぶしたというが、私は、ついに一度も夫人に逢っていない。