Japanische Klassiker mit Furigana
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こどうひゃくわ
胡堂百話
野村 胡堂
Lesen Sie 胡堂百話 (こどうひゃくわ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 124.386 Zeichen · 248 Bildschirme
続いて『花吹雪東海道』『腕くらべ道中双六』『磯川兵助道中記』『恋文道中記』と、数多くの長編小説が、このドライブの中から生まれた。作家を志す若い人たちは、汽車の旅でもなんでもよいから、暇があったら歩いておくがよい。
「道中袖日記」を遺した下総馬場は、むろん、お江戸日本橋から、品川、川崎と歩いているが、私は、学生時代に小田原まで歩いたことがあり、その後も、幾回かドライブしているので、この区間は、カンニングをすることにして、小田急の電車に乗った。一面の菜の花の中を小田原へ着いて、ここで、最初の自動車をひろった。
はじめに立てた方針として、自動車は、なるべく、短距離で乗りかえる。土地の運転手の方が沿道のことを、よく知っているからである。
車の中へ持ちこんだのは、下総馬場の道中日記を主役として、五万分の一の地図と、昔の名所図絵。そして、広重の五十三次である。もちろん、ほんものはもったいないし、そのころの私は、ほんものを持っていなかった。安っぽい、色刷りの複製品である。
車を走らせながら、まず、袖日記を読みかえす。
「箱根、湯元。
さんまい橋。まんじゅう名物也。