후리가나로 읽는 일본 고전
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
林 不忘의 丹下左膳(たんげさぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 196,229자 · 389화면
六
六
「そううまく鴨が引っかかればよいがのう」
六尺棒をトンと土について、こう言ったのは、この関所をあずかる柳生の役人の一人、津田玄蕃というお徒士。
「そうさの。こうして日光御造営が始まって、周囲四十里、お山どめになってからは、人別のきびしいことは天下周知のことだから、なにも今頃ノコノコ母娘連れで、この騒がしい日光へ出かけてくるものずきも、ないであろうテ」
「それはそうだとも。これでまた、お山を越えてどこかへ通ずる街道筋ならまた格別、ほとんど日光へ行くだけの日光街道、思うとおりに、母娘の人柱が網にかかってくれればよいけれどもなあ」
杉の木立ちのあいだに、ものものしい竹の矢来を結びめぐらし、出口入口には炎々たる炬火が夜空の星をこがしています。
この日光御修覆のあいだだけ、登晃口のひとつである鹿沼新田に、あらたにできたお関所です。
「いったい誰が言い出したことだ。護摩堂の壁に、母娘の人柱を塗りこめねばならぬなどとは」
「シッ! 声が高い。この御修営がとどこおりなく終わることを祈願されて、殿が思いつかれたということじゃ」
「イヤ、誰が言い出したにしろ、そんなことはいっこうかまわん。