후리가나로 읽는 일본 고전
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みんげいよんじゅうねん
民藝四十年
柳 宗悦
柳 宗悦의 民藝四十年(みんげいよんじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 182,248자 · 368화면
傍らにまばらに置かれてある絵具皿や硯や筆を思えば、それが糊口をしのぐ貧しい業であったことが分る。丁度私たちの町々に、今も傘屋や提灯屋が店先で売りつつ仕事を急いでいるのと同じである。土間には糸車さえ描いたのがあるから、皆半農、半工で絵筆をとっていたのであろう。そうして三文絵として旅人の懐を相手に備えた土産物である。
それが今日のような異常な市価を呼ぶとは、夢にだに思わなかったであろう。むしろそれらの画工は、かかるものを描かねばならぬ身を嘆かわしく感じたであろう。ある折は好まないですら描いたであろう。彼らには誇るべき何ものも考えられなかったにちがいない。なぜならそれが彼一人のみの技であるなら、高ぶりもしよう。だが追分、大谷一里の道にかけて、かかる絵を描く者は少くはなかったのである。それに大方は土着の者ばかりである。皆同じように学問もない職人の仕業である。時としては若い者も、また老いた者もあったであろう。しばしば家内が下地を、夫が仕上げをと、仕事を伴にしたであろう。彼らは平凡な絵を平凡に描いているというまでである。どこにとりわけ誇る因縁があったであろう。