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Japanische Klassiker mit Furigana

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ねんじゅうぎょうじおぼえがき

年中行事覚書

柳田 国男

Lesen Sie 年中行事覚書 (ねんじゅうぎょうじおぼえがき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 135.005 Zeichen · 262 Bildschirme

Aozora Bunko

刈入れ直後の祝の日に、すでに田の神のお帰りを送った地方でも、なおもう一度この霜月の祭の日を、何もしないでは過すことが出来なかった。九州の各地には二月の初午に対して、十一月の初午にも家の稲荷の祭をしているが、これもその一つの現われかもしれない。年に何度か行われる二十三夜待の中で、特に霜月三夜を大切にする風が中国地方その他にある。これなどはことに新嘗の祭に近いのだが、これは他でも説き立てたことがあるからもうここでは詳しく述べない。それよりもさらに広く残っているのは、大師講という珍しい名をもった節日で、東北は三大師と称して月のうちに三度、四のつく日を以てこれに宛てているが、それはやはり農作業の現実と調和させようとした新しい試みかと思われる。

他の多くの地方、たとえば関東の北半から中部一帯、北陸から遠く山陰の沿海まで、同じ習俗口碑を存する村々は、何れも主として二十三日の晩から二十四日の終日をその日としている。大師という名称にはもちろん寺々が参加し、仏法の信徒が流布させたと思われるが、土地によって解説はまちまちであり、また両立しにくいものが多い。たとえばオダイシには、二十三人とかの子があり、それを養うのに骨が折れるので、長い箸を三本添えて、団子を突刺して食べさせるようにするとか、またはオダイシは寡婦であり、子育て