Japanische Klassiker mit Furigana
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ねんじゅうぎょうじおぼえがき
年中行事覚書
柳田 国男
Lesen Sie 年中行事覚書 (ねんじゅうぎょうじおぼえがき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 135.005 Zeichen · 262 Bildschirme
道の神と馬の首
それで道祖神は地蔵の仮の名のように、思っている人も時々はあるのだが、その考えはあべこべで、実際は子供の好きな道祖神を、後に地蔵さんといって拝ませたのである。
子安という神様も、子供の安全を守りたまうと信じられた。しかしこの神を祭るのは子供でなく、専ら村内の若い母たち、またはこれから母になろうという女の仲間であった。東京付近の田舎では、毎月十九日にそういう人々が集まって祭り、かつ何十年かに一度、大きな祭をして子安の石塔というのを建てた。その石にはただ文字と年月日とを彫ったのもあるが、私などの知っているものには、髪を長く後に垂れた貴げな女の人の、赤児を抱いている像などもあった。もとは仏教のものでなかったことはほぼ確かであるのに、これも近頃では子安地蔵といって、子を抱きかかえている石の地蔵が作られているのみか、なおその外にも子安観音、子安の釈迦と名のる仏像さえ出来ている。ただしこの後の二つは、まだ路傍の立石の中には少ないようである。
道の神と馬の首
その次にこれも中部地方から、東にばかり多いようであるが、路の辺に立つ石の塔の中に、雷電神という文字を彫刻したものがあって、これだけは像になったのが少ないので、どういう神様であるのかよくわからず、名前が何か怖ろしい故に、群馬栃木二県の山近くでは、ただ落雷を防ぐために、