Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ねんじゅうぎょうじおぼえがき

年中行事覚書

柳田 国男

Lesen Sie 年中行事覚書 (ねんじゅうぎょうじおぼえがき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 135.005 Zeichen · 262 Bildschirme

Aozora Bunko

弘法機・宝手拭

大根はちょうど霜月頃が収穫の盛りであり、また二十三夜様を祭れば大根がよく出来るという俗信が東京の近くにもある。甲子祭の日に大黒さんが来て、大根を洗う女に一本くれよと所望なされた。これは主人の物ですから上げられませんが、ここだけは余分ですからさし上げましょうと、二股大根の片方を取って上げた。それから甲子の日には二股の大根を供えて、大黒さんを祭るのだという話が東北にもあるから、この話などは多分霜月三夜の大師講と関係があり、従ってその晩の夜話にしていたものであったろう。

弘法機・宝手拭

この以外にも石芋脂桃不喰梨の類、この梨は硬くてとても喰われませぬと欺いたら、それから後は喰うことの出来ぬ梨になったというような話は、たいてい皆大師の逸話となって各地に分布しているが、誰でも知っているほど数が多いのだから、もう詳しくはここで述べない。次には弘法機といって、これは少し大師の方が無理かと思う話がある。これもやはり女が二人、隣どうしで機を織っているところへ、例の旅僧が来てその布を何尺とか、ここから剪ってわしにくれと所望する。一方のかたましい女はもちろんこれをはねつけるが、その隣の女は僧を敬い、惜気もなく鋏を入れて渡すと、それが実際は人の心の試験だったので、すぐ及第して大きな御褒美を頂戴する。