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Japanische Klassiker mit Furigana

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ねんじゅうぎょうじおぼえがき

年中行事覚書

柳田 国男

Lesen Sie 年中行事覚書 (ねんじゅうぎょうじおぼえがき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 135.005 Zeichen · 262 Bildschirme

Aozora Bunko

初三十日(正月晦日)

忌の日・日忌み様・二十五日様等の名も一つの証拠であるが、カイナンボウなどという珍しい言葉までが、行く行くはまた一つの手掛りになるだろう。第二には正月二十四日を中心にした信仰行事は、島ばかりでなく内地にもあるということで、この両者の比較はもっと進んで行けそうである。今日知られている内地の習俗は、多くは愛宕さまの信仰に結びついている。毎月の二十四日に酒を慎しめば、火事の災難を免れるという言い伝えなどは、あるいは別途の発生と考えている人もあろうが、火の神は愛宕の祀られる前からあった筈だから、両者根本の共通は必ずしもなかったとは言えない。少なくともこういう習俗は他にも分布していて、島に発生したものでないことだけは確かである。

初三十日(正月晦日)

正月終りの日もハツミソカなどといって、普通の日とは考えられていない。厄年の男女が特に警戒する以外に、信州では鬼の目団子、もしくは鬼の眼玉と称して、三つの団子を串に刺し、戸口に插んでおく風もある。その説明としては二月八日の大眼も同様に、この晩は鬼が覗きに来る。そうして門口の団子を見て、おや人間は眼が三つあるのかと、怖れをなして帰って行くようにというのもあれば、あるいは節分に豆を打って潰した鬼の目を、こしらえてやるのだともいっていて、何れにしても話はよほど剽軽になり、子供