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Japanische Klassiker mit Furigana

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ねんじゅうぎょうじおぼえがき

年中行事覚書

柳田 国男

Lesen Sie 年中行事覚書 (ねんじゅうぎょうじおぼえがき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 135.005 Zeichen · 262 Bildschirme

Aozora Bunko

滋賀県方言集には坂田東浅井の二郡で春祭礼をオコナイ、伊香ではオコナイまたはオトウというのが神事のこととあるのみで、期日も行事も記してないが、栗太郎勝部神社のオコナイは火祭で、大松明の柴に用いる榛の木が乏しくなったので、今はハゲシバリを代用していると京都民俗志にはあるから、名は一つでも式は村毎にややちがっていると見える。

オコナイがもと行法の義で、寺家から生まれた語であることはほぼ想像し得られる。紀州有田民俗誌によれば、この地方のオコナイも正月早々だが、お寺において祈祷が行われる。住民は各戸蕎麦大豆の若干量を紙袋に入れて持参し、帰りには牛王福杖などを貰って来て耕地の端に刺す。ただその日その後で御狩を行うと、有田郡年中行事にあるのが、少しばかりかわっている。和歌山から程近い紀三井寺のオコナイも、正月三※日と十八日とに行われる。ここでは村の青少年が白衣を着て、ゴロ(木洞)の霊仏を奉じて本堂の外縁廻廊を練行すると、社会史研究九巻一号に出ている。

伊勢の津の観音堂の二月十七、八日の法会は、たしか修二会といって古い本にも多く出ているが、土地では津のオコナイということが、沢田君の五倍子雑筆に見えている。