Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ねんじゅうぎょうじおぼえがき

年中行事覚書

柳田 国男

Lesen Sie 年中行事覚書 (ねんじゅうぎょうじおぼえがき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 135.005 Zeichen · 262 Bildschirme

Aozora Bunko

同県熊谷地方ではネム流し。やはり同刻限に青年男女川の辺に集まり、手に手に合歓木と大豆との葉を持ってこれを水に投込み、

ネムは流れよ、まめの葉はとまれ

と唱える。それが終って水を泳いで還るのが習わしであった(風俗画報一六八号)。栃木県に入ると、足利ではこれをネブト流しといって、工場に働く男も女も、七日の日の夜半に渡良瀬川に入って水を浴びた(郷土研究二巻五号)。ネブトというと腫物のように聞えるが、なお目的は睡魔を攘うにあって、宇都宮の方ではこれをネムタ流しといい、その際に紙で作った人形を流す風習もあった(同上)。場所は田川の押切橋のあたり、時刻はこれも深夜から暁へかけてであったらしく、老若男女舟を浮べ、花火などを揚げて賑わしいことだったという(栃木県誌)。鹿沼のネムッタ流しは七日の夜明方であった。昧いうちから起きて子供らが水を浴びる。こうすると病気にかからぬといっている(山口貞夫君話)。それからさらに進んで奥州路に入っても、今日はもう中絶したかも知らぬが、白河の町にネムッタ流しがあった。同じく七日の未明に、男女家々の前を流るる小川の水に浴し、水を頭に灑ぎかけつつ、