Japanische Klassiker mit Furigana
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ねんじゅうぎょうじおぼえがき
年中行事覚書
柳田 国男
Lesen Sie 年中行事覚書 (ねんじゅうぎょうじおぼえがき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 135.005 Zeichen · 262 Bildschirme
祭と季節
沖繩の島などでは、オマツイ(御祭)の日に働く者は、ハブに噛まれるという俗信が近い頃まであった。かつてはこちらでも、それは堂々と非難してよい行為だったのだが、その戒は次第に弛んで、ただ惰け者の節供働きという類の、ひやかしの諺ばかりが残っている。今日となっては、祝祭日という言葉ぐらいが、幽かな古い痕跡の保存であった。日曜というものの歴史がこれに近いことは、宗旨の人でなくともまだ知っている者があるが、祝いの感じは私たちの間でも、もうめったに考えて見ようという人はなくなっている。
祭と季節
終りにもう一つだけ、祝祭日の「祭」という語のいわれを考えて見よう。祭の範囲は今日はやや狭く、神社で行われるものに限るようにも見えるが、もとはめいめいの家において、または村や部落の共同の下に、社地以外の場所で営む祭が、数においてはかえって神社の祭よりは多かった。単に言葉が双方同じというだけでなく、よく視ると様式にも共通のはっきりとしたものがあった。それを二つは別々のように、取扱うことになったのにも事情はあるのだが、とにかくに祭日という言葉の意味が、これによってたちまち不明になってしまった。