Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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こどうひゃくわ

胡堂百話

野村 胡堂

Lesen Sie 胡堂百話 (こどうひゃくわ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 124.386 Zeichen · 248 Bildschirme

Aozora Bunko

六代目の爆笑

玉砕の名は美しいが、忍びがたきを忍んで、十万の生命を助けたのと、今から考えて、いずれが本当の勇気であったか。私は、南の海に呑まれたせがれの愛読書を、必ずしも、惜しむものではない。

六代目の爆笑

作家仲間のアマチュア芝居が、不思議な人気を集めて年中行事になっているようだ。

私は捕物作家クラブの第何回だかの捕物まつりに、たった一回、カツラというものを、頭に載せられたことがあるだけで、もっぱら見物の方へ回っているが、芝居道楽は何も、戦後に限らない。明治三十八、九年から四十年にかけて、馬鹿馬鹿しいほど、はやったことがある。

大天狗小天狗のその中で、一番、熱度の高かったのは、岡鬼太郎、杉贋阿弥、土肥春曙らの劇評家で、当時、東京随一といわれた下谷二長町の市村座で、花々しく幕をあけた。それも、余技とか、道楽とかいうのでない。

「……近ごろの劇壇の、なっていないことといったら、どうしたものじゃ。われわれ劇評の筆をとるものは、黙ってみているわけにゆかぬ。ひとつ、われわれ自身が、身をもって模範を示し、舞台とは、かくあるべしという範を垂れようではないか……」

この趣意書をみて、世間は、びっくりしてしまった。