Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ねんじゅうぎょうじおぼえがき

年中行事覚書

柳田 国男

Lesen Sie 年中行事覚書 (ねんじゅうぎょうじおぼえがき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 135.005 Zeichen · 262 Bildschirme

Aozora Bunko

豊後国東の海上にある姫島にも大帯八幡の社がある。以前はこれを大虎八幡と呼んでいた。祭の日は四月八日と七月七日とで、その七月七日も水の神に縁のある日である。

秋田市の古四王神社の付近には、もと船※沢という地に虎ノ井と称する清水があった。四月八日の祭の日に木馬を灌い奉るより外の用には用いざる水であったという(蕉雨雑筆)。祭の日に神輿を霊泉の上に迎えまつる例についても、前にちょっと述べておいたが、いわゆる神輿洗いもしくは浜下りの例は、諸国にあまり多くあってこの序に列挙することもむつかしい。ただその中で自分の珍しいと思ったのは、大祭の日の神事とは独立してこの儀式のみを行うもの、言わば浜下りのための浜下りを行う地方のあることである。たしか仙台領にもこの例があったかと記憶するが、自分が高木誠一氏から聞いた所では、磐城四倉浜にも村々から神輿を海岸へ舁いで出る風があって、その日がやはり四月八日であった。

そこで立戻ってこの日を重要なりとするに至った理由を考えて見る。熱田の花の頭などは、書物に由っては「花の堂」とも「花の橈」ともさまざまの字を当てているが、これを諏訪の花会の古式に比べて見れば「花の頭」