Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ねんじゅうぎょうじおぼえがき

年中行事覚書

柳田 国男

Lesen Sie 年中行事覚書 (ねんじゅうぎょうじおぼえがき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 135.005 Zeichen · 262 Bildschirme

Aozora Bunko

以前は人の心がおおようで、相手に通じさえすれば、こんな広い意味の言葉を使ってもすまされたのである。

この以外にも、マツリとかイワイとかヤスミとか、意味のはっきりとしない名がいろいろと出来ていて、その場の都合でそれを使っていたようだが、近ごろは範囲や定義がやかましくなって、説明をつけないともう通用しないものばかり多くなった。あるいはその時の様子次第で、あれもこれも取りまぜて使い、総称というものがなかった時代もあったかと思うが、その事は後にもう少し詳しく説明するとして、とにかくに今ではセツというのが、全国にわたって最も普通の名になっている。これからさきも何とかしてこの語を活用するの他はないだろう。

節は紀元節天長節というように、公けの最も重々しい儀式の日の、ただわずかなものに限るように、近頃ではなっていたけれども、それは必ずしも本来の意味だったとは言えない。現にそういう重々しい節の日と併行して、民間にも数々のセチビが認められていた。いわゆる五節供三節供には限らず、九月の秋祭、十月の亥の子、その他毎月の日待月待までを、鹿児島県などではみんな折目節目と呼んでいる。