Japanische Klassiker mit Furigana
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ねんじゅうぎょうじおぼえがき
年中行事覚書
柳田 国男
Lesen Sie 年中行事覚書 (ねんじゅうぎょうじおぼえがき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 135.005 Zeichen · 262 Bildschirme
土地によってのわずかずつの相異は前からもあった。たとえば下北半島の大畑では、
ネブタも流れろ、豆の葉もとどまれ
苧がら苧がら
と唱えていたが、この終りの句の苧がら苧がらは、あるいは南秋田などの、前夜枕の下に敷いて寝た麻殻を、翌朝川へ流す風習と関係があるのでないかと「牧の朝露」には言っている。近年の例としては北津軽の小泊辺に、
ネブタ流れろ、蓮の葉も流れろ
というのは(旅と伝説四巻八号)、注意すべき変化だと私は思う。それからまた東津軽の野内などで、
ネプタこながえろ、まずの葉とっぱれ
ださばだせよ
といっているなども、つまりはネプタを合歓木のことだと、考えなくなってからの空想が元らしく、その終りの囃しのダサバダセヨは、青森市中で流行っている「エッペ出せ出せ」のおかしな言葉と共に、これだけは近頃の改作のように思われる。この部分は寛政の頃にはイヤイヤイヤヨとなっていた。そのイヤイヤだけが何の事かわからぬと言った人もあるが、残りの文句だっても、実はよく判っていなかったのである。
それが今日は比較によって、もう大よそは明白になって来た。つまりネブタと豆は二つのやや似た所のある植物であって、しかも両語ともそれぞれに別の意味をもち、一方は甚だ感心せず、他は好ましいことであった故に、彼は流れてしまえこれは止まっておれと言った所に、水辺