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Japanische Klassiker mit Furigana

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ねんじゅうぎょうじおぼえがき

年中行事覚書

柳田 国男

Lesen Sie 年中行事覚書 (ねんじゅうぎょうじおぼえがき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 135.005 Zeichen · 262 Bildschirme

Aozora Bunko

十五日の第二の火祭も早く始まっていたかも知らぬが、これに少年青年の興味が集注するようになったのは、少なくとも後期のことのようである。

越中中新川郡のネブタ流しが、旧六月晦であったことは前に述べたが、その東隣の下新川の沿岸には、正月十五日にこれを行う村々があるという。もちろん寒い頃だから水泳ぎはせず、ただ藁の束に火をつけて、海に投込むだけだとある(風俗画報二二四号)。もっと他にも類例が出て来ないと、これただ一つでは安全でないが、今日は全然二つのものの如く、考えられている盆と正月との火祭の、起りは一つであったという証拠にはなりそうである。これと相対して、土佐の西部の海岸で、ヨシオ様という正月十四日の夜の行事は、名は全くちがうが、内容は信州三河の眠流しとよく似ている。これは村内各戸から竹一本ずつを出し、それに女たちが五色の短冊をつけて、台に載せて曳き廻わり、最後に浜に持出して注連飾りと共に焼き、それからその火に身を暖めつつ、若者らは海に飛込んで潮を浴びるのだそうである(桜田勝徳君報)。

この藁炬火と短冊付きの笹と、二つのものは夜と昼とのちがいで、共に送らるるものの標識であることは同じかったかと思う。